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お天気アロマテラピー

お天気香るコラム

Vol.45

2014.02.03

~立春~

『立春』な季節

「春の気たつを以てなり」
待ちに待った“春”の少しくすぐったい空気が、ほどけかけた固結びの隙間から、ゆらゆらと湧き“立”ち始める季節。『立春』の節気。
凍てつく季節を旅立って、ゆっくりと歩き始める。ふと気が付くと、立ちのぼる色なき雪煙は、いつしか、立ち込めるパステルカラーの春霧へと変わっていた。そんな春の入り口で静かに立ち尽くす、古びた一軒の小さなカフェ。立て掛けられた“いらっしゃいませ”の看板に、思わず扉を押して立ち寄ってみる。窓から差し込む春陽の温もりが、際立つ店内。ゆっくりと椅子に腰かけ、机に肘を立てながら、ほっと一息転がす。やがて運ばれてきた、香り立つ春色のハーブティーと、優しく立ちのぼる湯気のおもてなし。染み渡る春の息吹に、奮い立つ心と身体。ハルかな場所を望み、「いざ出発!」と席を立つ。

柔らかく膨らむ真丸の曙に、香り立つ春
さわふわと、耳たぶでささやき始める春告草
梅の二大競演、春の紅白戦

しなやかに棚引く羽衣の霞に、鳴き立てる春
不器用に、小さな恋文を読み上げる春告鳥
鶯(うぐいす)の恋歌特集、春の歌合戦

無邪気に跳ね上がる逆毛の波に、色めき立つ春
ご自慢の、煌めきボディーをくねらせる春告魚
鰊(にしん)・鰆(さわら)・目(め)春(ばる)の三角関係、春の争奪戦

春を告げる、生き物たちの生彩

『立春』な季節のアロマテラピー

この時季になると、天気図上でも少しずつ雪解けを向かえ、時おり、西高東低の冬型の気圧配置が崩れて、日本付近を温帯低気圧が、春を探しにフラフラと散歩に出掛けてくるようになります。
ただし、時に、そんな低気圧が日本列島の南海上を、本州をなめるようにして、急発達しながら東寄りに進んでいくと、それまで乾燥した晴れの天気が続いていた太平洋側でも、大雪の不意打ちを受けることになるのです。湿った牡丹雪を降らせるため、電線や樹木などに着雪、着氷しやすく、停電や倒木、路面凍結、及びそれに伴う交通障害などが起こりやすいといった特徴があります。
勿論、心身的にも大きな影響を与えます。末梢の血流悪化による手荒れや霜焼け、気温低下による手足の冷え症、血行不良を原因とした肩こりや関節痛、免疫低下による風邪、様々な降雪トラブルに伴う精神的ストレス…などなどのお悩みが。
ここでは、春の気配に油断して、冷えたり荒れたりしがちな手足を、優しく包み込んでくれるアロマトリートメントオイルをご紹介しましょう。※ただし、冷えや荒れが酷い場合は、医師に相談する。

“うっかり”な季節の、“しっとり”なアロマトリートメントオイルケア 

[使用材料] 
・植物油25ml<カレンデュラオイル5ml ホホバオイル20ml>
・精油 5滴以下<カモミールローマン2滴・フランキンセンス3滴>

カモミールローマン 
(^-^)…グリーンハーブを撫でる微風に揺れながら、甘酸っぱさを振りまくお花をイメージさせる香り。大雪の不意打ちによる、ささくれ立った心とお肌を、優しく整えてケアしてくれるような精油。

フランキンセンス
(^-^)…しなやかなベールに包み込まれるような、お香に似た神秘的な香り。血流悪化による手足の肌荒れを労わってくれるだけでなく、冷えた心身をじんわりと温めてくれるような精油。

[作成手順]
① カレンデュラオイルとホホバオイルをビーカーに入れて計量する。
② 精油を加え、ガラス棒などでよくかき混ぜる。
③ ラベル(日付やレシピなどを記入)を貼ったガラス遮光瓶へ移す。

[使用上の注意]
・基本的に、妊婦・授乳婦・子ども・皮膚炎(敏感肌含む)・高血圧・癲癇・腎臓疾患・肝臓疾患・心臓疾患・アレルギー・喘息・高齢者などの方は、精油の使用には十分な注意が必要である。事前に確認し、場合によっては使用を控えること。・適量を手に取り、手足に薄く伸ばして馴染ませる。
・敏感な部分へ塗布する場合、あらかじめ少量で試めすこと。・炎症がある部位には使用しない。
・精油原液が肌に付かないように注意すること。(万が一ついた場合は、大量の水で洗い流す。)
・異常を感じた時は即使用を中止し、水でよく洗い流す。(必要であれば医師の診察を受ける。)
・衣服などへの色や香りの染みつき、汚れには十分注意すること。
・高温多湿を避けた冷暗所で保存。使用期限は1ケ月程度。・適宜、換気を行いながら作業する。
・アロマテラピーは自己責任の原則で行うこと。


2014.02.03 掲載


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