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お天気アロマテラピー

お天気香るコラム

Vol.24

2013.09.09

~草露白・鶺鴒鳴・玄鳥去~

『草露白・鶺鴒鳴・玄鳥去』な季節

静かな夜に浮かび上がる産まれたての玉“露”。穏やかに微笑むお月様の、煌めく清高な明かりに抱かれて、透明なガラス玉は、“白”く艶めくパールに姿を変えます。そんな宝物を手にして握りしめる、「白露」の世界。パール玉のウィンクが弾ける時、新しい秋の空気も生まれるのです。
少しだけ切なさを漂わせる草いきれの残り香に、新たにこぼれる青白くて幼い命の水玉。「草露白<くさのつゆしろし>」。
季節の見張り台の上で、一番露が転がり落ちたことを知らせる、セキレイのソプラノホイッスル。「鶺鴒鳴<せきれいなく>」。
耳に滑り込む口笛の合図に、急いで旅支度を始めるツバメたち。思い出を胸いっぱいに詰め込んだら、再会を約束して大きく手を振ります。「玄鳥去<つばめさる>」。
月の光に産み落とされる奇跡の雫、セキレイの高声で磨かれる音符の切っ先、ツバメの羽に乗せる三日月型のナイフ。三種の神器が輝き出す時、秋の歯車がゆっくりと回り始めます。

寝息を立てる野原で不意に撒き散らす、ビーズのシャワー
チリッ、チリッ、チリッ…
透白の露を転がす、白セキレイ

稲湖を一気に駆け抜ける、豊潤な風の姿
チリ、チリ、チリ…
黄金の実りをはためかせる、黄セキレイ

鳥たちが迷わず吸い込まれる、夕紅の帰り道
ヂリッ、ヂリッ、ヂリッ…
漆黒の影を張り付ける、背黒セキレイ

秋を背負って疾走する、三色セキレイ

『草露白・鶺鴒鳴・玄鳥去』な季節のアロマテラピ

この時期、じんわりと降りてくる“秋雨”前線と“秋花”前線。しっとりと濡れる萩や葛、藤袴に桔梗…といった紫色の佇まいが、大人のセクシーさを漂わせます。ときに、澄みわたる空気や、さらりとした雲が流れることはありますが、高く突き抜ける青い空はまだまだ未完成。完全な秋空が広がるまでには、まだ少し時間がかかります。
今回は、そんな秋霖のつややかな表情に、ときおり見せる秋昊の爽やかな表情を隠し香にした、9月のアロマ<イメージフレグランスコレクション第6弾>をお届け。
ときには、秋の入り口でたたずみながら、カーテンを揺らす雨上がりの夜風に、ちょっぴり香りをトッピングして、楽しんでみてはいかがでしょうか。

エレガントな秋雨とイノセントな秋晴の香り <9月のイメージフレグランス>

[使用材料]
オイルウォーマー 1機
精油 <ジャスミン1滴・サンダルウッド1滴・メリッサ1滴>
※滴数は各機器の取扱い説明書に準ずる。

ジャスミン
(^-^)…艶やかな甘さに魅了される、フェミニンなフローラルの香り。ジャスミンの甘美な雨が、夏の傷を優しく濡らし、締め付けられた気持ちをゆっくりと解きほぐしてくれる精油。

サンダルウッド
(^-^)…オリエンタルな雰囲気を漂わせる、しっとりとした甘さがちょっぴりセクシーなお香の香り。秋の夜長のように、時間の流れを少しだけ緩めて、気持ちを穏やかに演出してくれる精油。

メリッサ
(^-^)…草原を吹き渡る緑風に似たハーブ系の香りの中に、柑橘系のフレッシュさが漂う香り。深呼吸したくなる秋の清々しい空気のような、爽快感の隙間でどこか安心感も与えてくれる精油。

[作成手順]
1 オイルウォーマーをセットし、水を張った上皿に精油を垂らす。
2 キャンドルに火を灯し、上皿の下から精油を温める。
3 香りを拡散させるとともに、キャンドルの炎による視覚的な癒し効果にも期待できる。

[使用上の注意]
基本的に、妊婦・授乳婦・乳幼児・高齢者・敏感肌・高血圧・癲癇・腎臓疾患・アレルギー・喘息などの方は、精油の使用には十分な注意が必要である。事前に確認しておくこと。
原液が肌へ付かないように注意すること。(万が一ついた場合は、大量の水で洗い流す。)
長時間の使用は控えること。適宜、換気を行うこと。
異常を感じた時は、即使用を中止すること。(必要であれば医師の診察を受ける。)
色や香りの染みつき、汚れには十分注意すること。
基本的に取扱い説明書の使用法に従い、火気にも十分注意して使用すること。
アロマテラピーは自己責任の原則で行うこと。

2013.09.09 掲載


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