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お天気アロマテラピー

お天気香るコラム

Vol.9

2013.05.27

~蚕起食桑・紅花栄・麦秋至~

『蚕起食桑・紅花栄・麦秋至』な季節

透き通った可能性を乗せて、大空に向かって高く突き上げる拳。生きる力がニョキニョキと、そこら中で立ち上がる世界。そんなパワフルな“小満”のステージ上で、全力のパフォーマンスを見せてくれるのが、七十二候の『蚕起食桑・紅花栄・麦秋至』たちです。
底なしのお腹に、桑の葉をかき込むハングリーな蚕たち。飽きもせずに競って食み続けます。“蚕が桑を盛んに食べ始める”シーン。いわゆる、「蚕起食桑<かいこおきてくわをはむ>」時季です。
そして、次々に打ち上がる“熱狂・情熱”の紅い花火。ハートを高ぶらせ、大いに盛り上がります。“紅花が盛んに咲く”シーン。これが、「紅花栄<べにばなさかう>」時季になります。
さらに、秋<収穫時期>を向かえた熟麦の海を渡る、黄金の風。サララと心を優しく撫でてくれます。“麦が熟し麦秋となる”シーン。「麦秋至<むぎのときいたる>」時季です。
おまけに、蝿だって“五月蝿く”飛び回り始めるようになります。
生き物たちに力がみなぎり、賑やかにはしゃぎ回る、希望に満ち溢れた季節がやってきます。

花祭りのクライマックスに打ち上がる、強く尖った閃光
南風にくすぐられ、ざわめくからし色、“春の秋”
産声を上げる、赤い顔した竹の子、“竹の秋”

大地に響く青い衝動を、ピリピリとキャッチする猫のヒゲ
黄金の収穫時を告げる、カッコウ時計、“夏の秋”
肩を組んで揺れる、頭でっかちな麦穂、“麦の秋”

ほっくり芳醇な空気を漂わせ、高らかに吠える夕暮れ 
ウサギが踊り、スズムシは歌う満ち月夜、“秋の秋”
「ほんわか」、「ぷっくり」、「まんまる」な天の恵み、“実りの秋”

ハート型のキャンドルに火を灯し踏み出す一歩、“夢の秋”に向かって…

『蚕起食桑・紅花栄・麦秋至』な季節のアロマテラピ

ピーカンの空の下、エネルギーに満ち足りた希望に輝く世界でも、突如、空の穏やかな表情が急変し、氷玉をぶつけられることがあります。雹による被害を一年の中で最も多く受けるのが、実はこの時季なのです。上空は未だ寒気が入りやすい状態にある一方で、地表は強い日射しにより熱せられ、地上付近の気温をどんどん上昇させます。よって、大気の状態は不安定化し雷雨となりますが、盛夏ほど下層の気温は高くないため、氷の粒が地上まで溶けずに落ちてくる可能性は高く、雹となることが多いわけです。
晴れていて暑いくらいでも、雷雨の後は気温が急低下します。身体が急激に冷やされてしまうと、風邪を引きやすくなったり、頭痛や関節痛なども引き起こしがちです。冷えてしまった身体は、アロマバスでじっくりゆっくり温めて、優しく慰めてあげましょう。

撃ち込まれた氷の弾丸を溶かす、あったかアロマ

[使用材料]
精油 <スイートオレンジ2滴・スイートマジョラム1滴>
※初めて使用する場合、まずは1滴からお試しすることをオススメします。

スイートオレンジ
(^-^)…ミカン色の小さな太陽を全身で感じているような、明るさと温かさに溢れるシトラスの香り。吸い込んだお日様のパワーで心身を包み込み、ジンワリと優しく温めてくれる精油。

スイートマジョラム
(^-^)…フレッシュな若葉を撫でるグリーンの風を身体に浴びているかのような、サッパリとしたハーブの香り。心身の底から穏やかに温め、幸せな一時を演出してくれる精油。

[作成手順]
1 湯を張ったバスタブに精油を垂らす。
2 湯と精油をよく撹拌させる。
3 よく混ざったら、肩まで浸かり入浴する。

[使用上の注意]
基本的に、妊婦・授乳婦・乳幼児・敏感肌・高血圧・癲癇・腎臓疾患・アレルギー・喘息などの方は、精油の使用には十分な注意が必要である。事前に確認しておくこと。
大量に原液が肌へ付かないように、湯と精油はよくかき混ぜること。
長時間の使用は控えること。
異常を感じた時は、即使用を中止すること。(必要であれば医師の診察を受ける。)
浴槽への精油の使用について問題はないか、念のため取扱い説明書などで確認しておくこと。
アロマテラピーは自己責任の原則で行うこと。

2013.05.27 掲載


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