スマートフォンサイトを見る

お天気アロマテラピー

お天気香るコラム

Vol.47

2014.02.17

~雨水~

『雨水』な季節

「陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となればなり」
頑固に凍りついて離れず、ずっと引きずってきた「雪氷」の“ヨ”と“、”の2つのマーク。そんなペアマークが次第に解け始めると、「雨水」となってポタポタとその雫を落とすことになります。やがて、こぼれた水滴たちは、エネルギーで満ちる輝く一本の筋になると、ゆるりと身体をうねらせながら、春をたなびかせるように、南風に乗って流れ出すのです。
そして、時に目を細めて微笑む春のまなざし。白い露で目隠しされていた冬の曇りガラスは、だんだんと綺麗に磨かれて、窓の向こう側に咲き誇る季節を、ゆっくりと浮かび上がらせます。にじみ出す優しい春の陽射しに、張りつめていた氷と気持ちが少しずつ緩み始めるのです。
小さく鼓動を打ち始め、様々な命のシーンがゆらりと動き出す、『雨水』の季節のスタートです。

春疾風(はやて)の指先が跳ね上げる前髪と、撫で上げる鼻先
白い魂を、そっけなく、あっけなく食らう“雪解風”
風色汽笛がカレンダーをめくり上げる、「春一番」の瞬間

足音を弾ませるスニーカーと、雨足を弾ませる低気圧
春うららに、さらら、きららと流るる“雪消水”
水色絵具のメロディーが泳ぎ出す、『雨一番」の瞬間

水笑い光踊る清流と、香咲き命眩い息吹
六つの花に、彩り、香りを乗せる“雪彩香”
花色砂糖をフィールドに振りかける、『大一番」の瞬間

白色蝶結のループが解(ほど)けゆく、『雪→雨」の瞬間

『雨水』な季節のアロマテラピー

2月の22日、それは『猫の日<「にゃんにゃんにゃん」の日>』。同時に、雪がそろそろ雨に変わって落ち始める季節。雨を降らせる低気圧が、日本に立ち寄る機会が増える頃。猫たちは頻繁に顔を洗うようになり、フェイシャルエステに余念がありません。
ちなみに、これからの時季、春一番を誘うような低気圧は、急発達して爆弾低気圧(中心気圧が一日で24hPa以上下降した低気圧の俗称)に変身することがあります。日本付近を通過すれば、大嵐になるわけです。こうなると、雪崩や融雪洪水、暴風雨、突風、竜巻、落雷、降雹、高波、さらには強風による花粉や黄砂、汚染物質の飛散など、様々な自然災害を引き起こすことはもちろん、気圧や気温、湿度の急変などが原因と考えられる、様々な健康被害を受けることにもなるのです。猫はのんびり顔を洗っている場合ではありません。まさに、猫の手も借りたいといった状況です。
その中でも今回は、低気圧通過前後における気温や気圧の急変を起因とする、関節痛や古傷痛、及びそれに伴う精神的ストレスなどの健康被害に着目したウェザーアロマレシピをご紹介します。

アロマで痛みを包み込む、マシュマロホットタオル

[使用材料] 
・タオル 1枚 
・精油 3滴以下<スイートマジョラム1滴・ラベンダー1滴>

スイートマジョラム 
(^-^)…染み入る温かさと、ささやかな甘さが優しいハーブの香り。突然の爆弾低気圧の暴挙に、しくしくと泣く心と身体を、ほんわかとした柔らかな温もりで覆い、痛みを和らげてくれる精油。
ラベンダー
(^-^)…落ち着きのある甘さが、緩やかにしっとりと漂うフローラルの香り。春先の気まぐれ空に、傷ついて痛む心と身体のとげとげを、穏やかに慰め、丸くしてくれる精油。
[作成手順]
① 容器に熱めのお湯を張り、精油を垂らす。
② タオルを浸したら、硬く絞る。
③ 精油が直接肌に付かないように注意し、痛みを感じる部分などへ包み込むように当てる。
※治療を目的としたものではないため、基本的には医師の診察を受け、指示に従うこと。

[使用上の注意]
・基本的に、妊婦・授乳婦・子ども・皮膚炎(敏感肌含む)・高血圧・癲癇・腎臓疾患・肝臓疾患・心臓疾患・アレルギー・喘息・高齢者などの方は、精油の使用には十分な注意が必要である。事前に確認し、場合によっては使用を控えること。
・傷口などがある部位には使用しないこと。
・精油原液が肌に付かないように注意すること。(万が一ついた場合は、大量の水で洗い流す。)
・皮膚刺激がないか確認しながら、慎重に行うこと。敏感部位への使用、長時間使用も控える。
・色や香りの染みつき、汚れには十分注意すること。容器などは専用のものを用意するとよい。
・お湯で火傷をしないように注意すること。・適宜、換気を行いながら作業すること。
・アロマテラピーは自己責任の原則で行うこと。


2014.02.17 掲載


PC用サイトを見る

Contactお問合せ

PC用サイトを見る

気象情報Weather Information
健康予報BioWeather
生気象学についてAbout BioWeather
コラムColumn

スマートフォンサイトを見る

ページ上部へ
Page
Top

Menu