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お天気アロマテラピー

お天気香るコラム

Vol.30

2013.10.21

~霜降~

『霜降』な季節

「つゆが陰気に結ばれて、霜となりて降るゆへなり」
澄んだ闇夜で凛と鳴く冷気にぎゅっと抱かれて、寒露が野草に白“霜”のため気を“降”ろす時、『霜降』の季節。
はるばる大陸から旅してくる、冷涼な高気圧に浸されて、透き通る夜空が走るような日。そんな穏やかに澄んだ秋晴れの静夜には、油断していると冷たい秋の香りに、くしゃみをひとつ落とすことになります。放射冷却という名のストローで、地上で生まれた温もりを、どんどん宇宙の彼方へと、鮮やかに吸い出してゆくのです。
そうしたひんやりとたたずむ漆黒の暗闇ですが、オリオンやレオからこぼれる星たちは、大はしゃぎで飛び跳ねながら遊びます。
やがて、訪れる白き夜明け。目の前に広がるのは、流れ星の尻尾が散らかしていったかのような、白く冷たい星屑の絨毯の如き痕跡。
張り詰める夜明けに、今、煌めきの白霜が降り立ちます。

黄昏にシャンシャン生らす鈴柿と、一筆書きの影カラス
色無き風に頬染める姫林檎と、窓際で点てるホットコーヒー
秋旻に深みとコクを“増す”、赤き実り

落日池に紅く色づくカエル手と、ほのかに甘い小吐息
月影池に黄色く色づくカモ足と、銀色に笑う杏子
夜気につつかれ温もりを“増す”、紅黄葉

豊秋に海を切り裂く秋刀魚と、川を裂き上る秋鮭
満秋に腹を膨らます新米と、夢を膨らます新酒
秋の味覚で重さを“増す”、ココロとカラダ

ふっくらと丸く香る“オータム”

『霜降』な季節のアロマテラピー

ブドウ狩りやイチジク狩り、ナシ狩りにリンゴ狩り、カキ狩りとザクロ狩り、カリン狩りやらナツメ狩り、キノコ狩ったりモミジ(?)狩ったり…、クリ拾ってギンナン拾ってクルミ拾って…、あげくの果てにはイモまで掘っちゃう…、本能が目覚める秋の味覚ハンター。
爽やかな秋の移動性高気圧に覆われて、日差しが丸く穏やかに揺れる秋晴れの日には、心も身体も緩みリラックスして、お腹が空いてきます。
さらに、秋が深まるにつれて気温が徐々に低下してくれば、本能的に栄養を蓄積しようと働くため、食欲のスイッチが入るともいわれています。
今回は、そんな食欲の秋に、思わず食べ込んでしまったお腹を、すっきりさせるべくお手伝いをしてくれる、そんなアロマグッズをご紹介いたします。

秋のハングリーハンターの必需品、消化促進アロマホットタオル

[使用材料]
タオル 1枚
精油 3滴以下<ブラックペッパー1滴・ローズマリー1滴>

ブラックペッパー
(^-^)…目が覚めるようなクリアでスパイシーな香り。秋の味覚を堪能し過ぎて、ぼんやりとした心と身体を、キリッと刺激しリセットさせてくれる精油。消化促進に力を発揮してくれる精油。

ローズマリー
(^-^)…キレのあるスーッとした清涼感に、グリーンのフレッシュ感を漂わせたハーブ系の香り。食欲の秋に丸く膨れてしまったお腹を、スッキリと引き締めて鎮めてくれる精油。

[作成手順]
1 容器に熱めのお湯を張り、精油を垂らす。
2 タオルを浸したら絞る。
3 精油が直接肌に付かないように気をつけながら、お腹へ優しく当てる。

[使用上の注意]
基本的に、妊婦・授乳婦・乳幼児・高齢者・敏感肌・高血圧・癲癇・腎臓疾患・アレルギー・喘息などの方は使用を控えること。
精油原液が肌に付かないように注意すること。(万が一ついた場合は、大量の水で洗い流す。)
異常を感じた時は即使用を中止し、水でよく洗い流す。(必要であれば医師の診察を受ける。)
皮膚への刺激がないか確認しながら、慎重に行うこと。敏感部への使用、長時間使用も控える。
色や香りの染みつき、汚れには十分注意すること。容器などは専用のものを用意するとよい。
お湯で火傷をしないように注意すること。
アロマテラピーは自己責任の原則で行うこと。

2013.10.21 掲載


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